女将の食卓

和食屋(ただいま休業中)の女将が、普段の食卓からお役立ちのポイントをお知らせします。

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

お家で簡単に、鶏むね肉の挟み揚げ、コルドンブルー風、楽しみませんか。

コルドンブルーという、お肉を薄くたたいて、ハムや生ハム、チーズを巻いて揚げたり焼いたりするお料理があるのですが、これがとっても美味しいです。

イタリアでは、サルティンボッカという、お肉に生ハムやセージをのせて焼くお料理があります。

レストランで食べると、仔牛肉を使っていることも多いようですが、鶏肉や豚肉で作れば、家庭でも簡単に、そして手軽にできます。

美味しく楽しめて、立派なメイン料理にもなるので、今回は、いろんなアレンジと共にご紹介します。

 

お家で簡単に、鶏むね肉の挟み揚げ、コルドンブルー風、楽しみませんか。

作り方

まずは、鶏のむね肉と、生ハム、チーズを使って

1.鶏肉は、半分に切って、さらに厚みを半分にする

 

2.めん棒などで、厚みのある部分をたたいて、らにする。

 

3.鶏肉に塩・胡椒をして、生ハムやチーズをのせて、半分に折り、包み込む。

 

 

4.まわりに、小麦粉、卵、パン粉をつける。 この時、中の具が出ないように、きちんとくっつけながら衣をつけると良い。

 

5.フライパンに多めの油を入れ、両面、こんがりとなるまで揚げ焼きする。 

 

出来上がり!

レモンやすだちなどの柑橘をしぼっていただくと美味しいです。

特に、生ハムを挟んだ場合は、たれなどなくても、生ハムの塩気だけで美味しく楽しめます

 

ここからは、アレンジ編です。

具材のアレンジメニュー

梅と青じそ

紫蘇の葉をひろげて置いて、その上に、たたいた梅干しの果肉をのせて、お肉で挟みます。

絶対、合うコンビなので、美味しいです。 梅の酸味がきいているので、何もかけずに、そのまま食べても美味しいです。

 

アヴォカド・茗荷

アヴォカドは、塩・胡椒をふって巻くだけでも、チーズと一緒に巻いても美味しいです。

茗荷は、新生姜と一緒に入れたり、梅しそと一緒に巻きます。

あまり細かくしてしまうより、縦2~4等分くらいの大きさでしっかり味がわかるようにしておいた方が美味しいです。

 

マッシュルームクリーム

マッシュルームをみじん切りにして、バターでじっくり炒めます。

水分が飛んだら、生クリームを少し入れて、煮詰め、塩・胡椒で味付けします。 それを、お肉の上にのせて挟みます。

 

チーズも一緒に挟んでも美味しいです。 レモンをキュっと搾っていただくと、味がしまります。

 

きのことパプリカ

 

お好きなきのことパプリカを細かく切って、フライパンにバターを溶かし、炒めます。

きのこは、塩をしてソテーすると、水分が抜けて、きのこの味がしっかりします

水分が飛んだら、クリームチーズを入れて混ぜ、冷ましておく。

チーズが入っていて柔らかいので、冷めてからのほうがお肉に挟みやすいです。

チーズは、ほかに、パルメザンチーズなどのハード系チーズを入れても美味しいですよ。

 

マッシュポテト

皮を剥いたじゃが芋を塩茹でした後、水気を切ったら、再度、鍋に戻して、水分を飛ばします。 熱いうちにつぶして塩・胡椒で味付け。お肉に挟みます。

胡椒をしっかりめにふって仕上げるのも美味しいです。

食べる時は、ポン酢のような酸味のきいたたれやドレッシングも合いますし、タルタルソースなどのクリーミーなソースも美味しいです。

 

トマトポン酢

揚げたてにレモンを搾っていただくだけでも、美味しいですが、トマトポン酢も合います

1.トマト1個は、皮を湯剥きして、ざく切りする。

 

2.フライパンに1.を入れて、加熱し、水分が少なくなるまでじっくり煮る。

 

3.ポン酢大さじ2杯を加えて混ぜる。 こんな簡単に手作りできるトマトポン酢、これもお肉にとっても合います。 酸味があるので、揚げ物にかけると、サッパリして美味しいですよ。

衣と焼き方のアレンジ

蒸し焼き

パン粉などの衣をつけずに、両面焼いた後、ふたをして、蒸し焼きで仕上げても、軽く食べられてお薦めです。

パン粉のみ

お肉にオリーブオイルを薄く塗った後に、パン粉をまぶすと、小麦粉、卵をつけなくても、パン粉がくっつきます

その状態のものを、オリーブオイルで揚げ焼きしても軽めの仕上がりになります。 中に挟む具材や、その日の気分で、アレンジしてみてください。

大きさのアレンジ

鶏むね肉を小さめに切ったり、鶏ささみ肉を使って小さく仕上げるのもいいです。

 

挟めるように、お肉を開いて、具材を挟みます。

小さめに作ると、火の入り具合も早く、揚げ焼きをするのも簡単ですし、食べる時もお箸で食べられますね

お弁当にもぴったりです。

野菜も一緒に揚げ焼きしても美味しいです。 ヴァルサミコ酢などかけていただくのもお薦めです。

まとめ

以上、簡単にできて、メインにもなるコルドンブルー風のお料理をご紹介しました。

中の具材でいろいろ変化もつけられますし、同じ具材でも、ソースやたれなどかけるもので、何通りの味も楽しめます。

大きさや盛り付けで、変化をつけるのも楽しいですね。

洋風のお料理だからと言って、洋野菜などだけにこだわらず、和の素材もどんどん使ったり、一緒に組み合わせてみたりして楽しみたいですね。 どうぞお気軽にお試しください。

 

おまけのひとり言

9月に入ったというのに、暑さがおさまりませんね。

今日は特に湿気がすごくてだるさを覚えます。

なので、最近は、たいしたお料理をしていなかったのですが、先日、久しぶりにグラタンでチーズを食べたら、やっぱりそういうお料理って美味しいなぁと思い、前によく作っていたこちらのお料理をまとめてみることにしました。

私も明日あたり作ってみようかな、と思っています。

今夜のおかずに悩んでいる方、早速、今夜、いかがですか。