女将の食卓

和食屋(ただいま休業中)の女将が、普段の食卓からお役立ちのポイントをお知らせします。

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ふき、ふきの葉、山椒など季節を感じるメニューを作ってもらいました。

初夏なんだか、もう夏なんだか、という気候になってきました。

みんなして、四季はもうないね、夏と冬だけだね、なんて言っていますが、食べ物で四季は感じていたいですよね。

和食屋をやっていた時は、常に意識し続けていた四季ですが、今年は春の山菜もあまり食べる機会がなく、残念に思っていました。

ふきの煮物も大好きなんですが、自分ではなかなかやらないので、今度主人に作ってもらおう、とずっと思っていたら、一緒に行ったスーパーで発見。

ふきって長いので持って帰るのが大変ですが、半分にカットしていただき持って帰って早速作ってもらいました。

他にも、一緒に見つけた実山椒も炊いてもらって、一気にいろんな季節の味を楽しむことができました。

 

ふき、ふきの葉、山椒など季節を感じるメニューを作ってもらいました。

ふきの煮物

ふきは、食べやすい大きさに切って茹でてから、筋を取ります

この色、綺麗ですよね。春を感じます。(もう初夏だけど。)

 

鰹出汁で油揚げと一緒に煮て、濃い口醤油、薄口醤油、お砂糖、みりんも入れて煮ます。

 

しっかり味を煮含めます。

出来上がり!

だんだんとお出汁が浸みてきて、美味しさが増します。

ふきのシャキっとした歯ごたえと、噛むとお出汁がじわ~っと出てくる揚げさん。

とっても美味しく仕上がっていました。

おつまみでは勿論、お弁当にも持っていて、何度も楽しませていただきました。

実山椒

山椒の実は、20分くらい塩茹でして、大きな枝をとって水にさらします。


水にさらす時間で辛味が変わってくるので、辛さを抜きたい時は、長めに水に漬けます。

これは、少し、次の料理に、あとは醤油漬けにしてみました。

出来上がり!

この醤油漬けは、まだ使ってないので、近々、何かのお料理にしてみます。

ふきの葉

今度は、ふきの葉っぱを使ってみます。

 

ふきの葉は、茹でて水にさらして、あく抜きします。

細かく刻んで、上の山椒を刻んだものも一緒に入れて、濃い口醤油、お砂糖、お酒を入れて煮ます。

 

これくらいまで煮詰めます。

オリーブオイルをまわしかけます。

勿論、胡麻油でも良いのですが、オリーブオイルのほうが爽やかに仕上がります。

 

出来上がり!

 

きゅうりと一緒に

このままでも美味しいですが、山椒のピリリ感が結構強いので、マヨネーズを少し混ぜて食べてみました。

薄切りにした胡瓜にのっけて。

いくらでも食べられる、そしてお酒がどんどん進むおつまみになりました。

これはまりますよ。

 

おまけ

たらの煮物

同じスーパーで、たらの切り落とし?ちっちゃい切り身のお買い得も見つけたので、買ってみました。

私は、鱈というと、フィッシュアンドチップスくらいしか興味がないので、自分ではあまり買わないのですが、今回は主人が煮物にしてくれることになりました。

 

鱈は身が柔らかくてくずれやすいので、濃いめのたれを作って、そこへ後からたらを入れて煮ます。

 

出来上がり!

味付けも良かったと思うのですが、これ、とっても美味しかったです。

鱈も見直した!って感じです(偉そうですね)。

冷めても美味しいので、お弁当にもぴったり

詰めていって楽しみました。

 

こんな感じで、季節を感じるお料理のあれこれ、楽しませてもらいました。

その時、美味しい旬のもの、それを味わうっていいですね。

つくづく季節の大切さを感じたのでした。

ごちそうさまでした。