飛竜頭って何?という方もいらっしゃるかもしれません。
関西での呼び方だそうで、関東でいうがんもどきです。
先日も手作りがんもを作りましたが、またまた食べたくなって、今度は蟹飛竜頭を作ることにしました。
そう、蟹がんもでもいいのですが、なんか蟹だと飛竜頭って感じがしませんか。
さぁ、作ろう!と思って、材料を揃えていたら、「あれ?蟹缶ない・・・」ということで、目にとまったのが、帆立缶。
帆立缶も焼売に使ったり、味わいがとってもいいので、これでも美味しくできるはず。
そして、今回、自粛要請でやっているお店も少なく、山芋も近所では、手に入らなかったので、山芋を使わないレシピを考えてみました。
美味しい帆立飛竜頭(帆立がんもどき)のレシピ
材料(4人分)
木綿豆腐 1丁(300g)
帆立缶 1缶(50g)(勿論、蟹缶でも)
人参 40g
スナップエンドウ 40g(さやえんどうや絹さやでも)
干し椎茸 10g
卵 1個
醤油 少々
出汁汁 300cc
砂糖 大さじ1
塩 ひとつまみ
薄口醤油 大さじ1
揚げ油
作り方
1.干し椎茸は水に戻し細切り、人参とスナップエンドウも小さく細切りにして、さっと茹でておく。
2.豆腐は、塩小さじ1を入れた熱湯の中に、手でちぎりながら入れて、約3分茹でる。
3.茹で上がった豆腐に重しをして、しっかり水分を切る。
4.3をすり鉢でするか、ざるで濾す。
5.なめらかになるように混ぜ、そこへお醤油少々をまぶした1.の具材を混ぜる。
帆立缶の帆立も混ぜる(缶汁は、あとで煮る時に使っても美味しいです)。
6.卵も加えて、混ぜたら、4等分して、ラップの上に置いて、丸める。
こんな風に茶巾しぼりにしてください。
7.お鍋にお湯を沸かして弱火にし、その中に6.を入れ、約5分、茹でる。
お湯を沸かすのが面倒な方は、500Wのレンジで2個につき、2分加熱してもいいです。
こんな風に、形になっていればOK。
8.170℃の油で揚げる。
こんな風に、いい色に揚がりました!
9.お鍋にお出汁と調味料を入れて、その中で、揚げ上がりの8.を煮込みます。
お出汁に、干し椎茸の戻し汁や帆立缶の缶汁も一緒に入れても美味しいです。
最後に
飛竜頭(がんもどき)を作ろうと思ったら、山芋がなかったので、卵の量を増やして、つなぎにすることにしました。
ただ、丸めて、そのまま揚げると、バラバラになりそうだったので(山芋が入っていない為)、一度、茹でて火を通すことで、形にしています。
中の具材は、彩の良いものでしたら、なんでもいいと思いますが、小さめに切らないと形にするのが難しいです。
そして、欲張りな私は、ついつい具材をたっぷり入れてしまうのですが、お豆腐のしっとり感を味わいたいなら、具材は少なめの方が良いのかもしれません。
最後に、揚がった飛竜頭をお出汁で煮ていますが、より味をしみこませたい場合は、煮込んでから、少し時間をおいたほうが(朝のうちに作って、冷蔵庫で寝かせて、夜、温めなおして食べるくらい)、お出汁をしっかり含んで美味しいと思います。
最近、本当に、お豆腐ばっかり食べていて、我ながらびっくり。
でも、またお豆腐メニューを思いついたので、近々、またご紹介します。