もともとお弁当を作るのが苦手、というか詰めるのが苦手で、昔、近所の会社に勤めていたときは、グラタンをグラタン皿のまま持って行ったりしていたほど。
それが、今のお店で女将弁当をやるようになってから、お弁当作りが楽しいと思えるようになりました。
勿論、長年、毎日のようにお弁当を作っている世の中のお母さんたちにはまだまだ及びませんが、自分が考えて作ったお弁当を美味しいと思ってくれて、また買いにきてくれる、それがとっても嬉しくて、いつも励みになっています。
先日、久しぶりに妹と妹の娘ちゃんと一緒に実家に行くことになり、母がご飯を用意するのは大変なので、おかずを詰めてお弁当にして持って行ってきました。
実家へ、お弁当のおかずを持って行ってきました!
ご飯だけ炊いておいて、とお願いして、私はおかずを作って詰めていくことにしました。(結局、妹にもリクエストがあったようで、妹が稲荷寿司を持ってきてくれました。)
父母、妹、妹の娘ちゃん(5歳)、そして私の分、5個です。
両親、特に父は昔から外食を殆どしないし、好き嫌いも多く、食べ慣れていないものは食べません。母は、もう少し食べられますが、苦手なものも多く、献立作りに悩みました。
前回のお弁当
今月はじめ、弟が実家に行くとき、お弁当を持っていきたいというので、作ったのですが、そのときは、こんな感じで、わかりやすいものにしました。
玉子焼き・焼き鮭・五目旨煮・揚げさんと九条葱の煮浸し・帆立と海老としらすの炊き込みご飯でした。
弟が炊き込みご飯好きなので、リクエストされたのですが、あとから「お父さんはしらすが嫌いなので、ご飯は殆ど食べませんでした。」との連絡が。
あ~しらすは、最後にふりかけただけだったので、かけなければ良かったと後悔でした。
もう20年以上、一緒に暮らしていないので、しらすが苦手とは知りませんでした。
今回のお弁当(大人用)
大人用、というか、母、妹、私の用のおかず弁当です。
麩チャンプルー、皮なしシュウマイ・棒棒鶏サラダ・カポナータ・自家製ハムです。
今回は、王道ではないですが、素材は苦手なものでなく、母が日頃作らないようなものをと思って、作ったお弁当です。
ただ、父が鶏肉が苦手、というのは知っていたので、棒棒鶏サラダのかわりにポテトサラダにしようかなぁと、そこだけ変更させようかなぁと思っていたのです。
そうしたら・・・
前日、父のほうから、「明日のお弁当の中身はなんですか?」と聞かれたので、お知らせしたところ、姪っ子と同じお弁当が良いと。
たぶん、麩チャンプルーもカポナータも食べたことがないので、食べられないんですね。
ちなみに、姪っ子用には、胡椒など入れず、優しい味で、あとは大好きなパリパリする揚げ物を入れてあげました。
お弁当(子供用)
可愛いケーキの箱があったので、そこにカップなども入れて、詰めてみました。
麩チャンプルーや皮なしシュウマイ、カポナータは一緒で、ポテトサラダと茹で卵、お魚ソーセージを餃子の皮で包んだ揚げ餃子です。
姪っ子ちゃんは、やはり一番、揚げ物が気に入って、真っ先に食べていて、でも、お麩なども美味しく食べられたようです。
そして、父のはこちら。
お弁当(父用)
焼売は、豚肉と海老と玉葱しか入っていないよ、と言ったのですが、1個食べただけ、卵は食べましたが、ポテトサラダも少しつまんだだけ、揚げ餃子は食べられたようですが、姪っ子がいたくお気に入りだったので、あげようとしていました。
ということで、あまり父にはヒットしなかったようでした。
母は、一通り食べれていて、麩チャンプルーも「これ、なぁに?」と聞きながらも美味しそうに食べてくれました。
そして、妹は「うまい、うまい」とどれもたくさん食べてくれて、ひとまずホッとしたのですが、好き嫌いのある人のお弁当作りは大変だと実感したのでした。