志村けんさんが亡くなって1週間経ちました。
テレビでは毎日のように、追悼番組や今までの総集編などをやっています。
誰もが知っている有名人ですが、本当に凄い方だったんだなぁと改めて実感します。
志村けんさんと言えば、ご出身が東京の東村山市というのが有名ですよね。
今日は、そんな東村山のお酒、私の大好きなお酒をご紹介したいと思います。
屋守 純米 中取り 無調整生
東京都東村山市の豊島屋酒造さんの屋守 純米中取り
「おくのかみ」と読みます。
皆さん、初めての方は、「やもり?」と読みます。
でも、もともと、こちらの豊島屋酒造さん、酒屋さん、飲食店の繁栄を願って名付けられた名前というようで、家を守る意味があると私は思っています。
何年か前から、こんな風に裏のラベルに、ヤモリの絵も載っています。
広島県産の八反錦100%のお酒です。
屋守には、他にも雄町米を使ったものがあり、雄町ストの私はそちらも大好きです。
飲んでみました。
味わい
少しとろんとして、その後、しっかり日本酒らしさを感じます。
飲んだ後、鼻に抜ける香り、華やかさを感じます。
しっかり強い味わいで、お酒好き、日本酒好き(上級者向き)に好まれるお酒です。
(*あまり日本酒を飲まない方、飲んだことない初心者の方には、屋守の中でも、おりがらみをお薦めします。
飲みやすくて、ワインのように飲み口が良く、「私にも日本酒飲める!」と皆さん開眼します。)
こちらの屋守は、今日はビールでもハイボールでもない、日本酒でしょ!というときにお薦めなお酒です。
お薦めの肴
皮なし焼売
「あっ、また皮なし!」とつつかれそうですが、(昨日は「皮なしキッシュ」をご紹介しました。)皮に包まないと、とっても簡単なので、この焼売もしょっちゅう作ります。
お酒との相性ですが、しっかりした味わいのお酒なので、お肉料理にもぴったり。
お醤油がしっかりしたお料理、ちょっとこってりしたお料理にも負けません。
茄子の揚げ煮
茄子などの野菜を揚げて、ちょっと濃いめの味付け(麺つゆのような味)で仕上げました。
お出汁をきかせたお料理より、ちょっとしっかりめの味付けによく合います。
ベーコンソテー
実は、優しい味付けのお魚煮付けと一緒に飲んでみたのですが、煮付けが可哀想(負けてしまった・・・)だったので、ちょっと厚めのベーコンを焼いてみました。
やはり優しい味のお魚よりお肉がイケるお酒です。
ベーコンの脂身もスッキリ感じます。
ほうれん草の炒め物
ベーコンやチキンでも良いと思いますが、今回はスパムがあったので、ほうれん草と一緒に塩炒め、胡椒をきかせました。
スパムの脂っけもそうですが、ピリリとした胡椒がなんともぴったり。
ガツン系のお料理との相性が良い強いお酒です。
葱焼き
生地の部分は少しで、たっぷりの葱を入れて、焼きました。
飾り程度ではなく、たっぷり入った葱を味わっても、お酒の美味しさをしっかり感じられます。
強くてしっかりしたお酒と何度も書きましたが、私個人的に、引き立て役のようなお酒ではなく、飲んで食べた後に、ちゃんとどんなお酒だったのか、お酒の味もしっかりわかるようなお酒が大好きなので、この屋守も大好きなのです。
そういうお酒がお好きな方に是非、飲んで戴きたいです。
最後に
屋守は、個人的にとっても大好きなお酒で、お店でもよくお出ししますが、屋守好きには、連帯感というか「あなたも、屋守好き?」となんだか嬉しくなったり、お客様によっては、「屋守が置いてあるお店は信用できる店と思っているんです」という方もいらっしゃるくらい。
最近では、テレビにも出たり、蔵元見学会などやられているので、人気急上昇中、ご存知の方もかなり増えました。
私がお客様にお出しするとき「東京東村山のお酒です」と言うと、「東京にもお酒あるの?」と聞く方以上に多いのが
「あっ、東村山、志村けんだね~」「いっちょめ、いっちょめだね!」と喜んで、ついつい歌ってしまうおじさまたち。
私はまだ東村山には行ったことがありませんが、東村山がこんなに有名になったのは、志村けんさんの力だと思いますし、私はこれからも、この美味しい東村山のお酒を飲み続け、お薦め続けたいと思います。
東村山は、今のコロナ騒動が落ち着いたら、是非、行ってみたい場所の一つです。