蒸し暑い季節がやってきましたね。
今年は遅い梅雨入りで、雨はまだ少ないですが、湿気で空気の重さを感じる日が多いですよね。
暑くなると食欲がなくなってきたり、ひんやり喉越しの良いものが食べたくなりますよね。
今回は、見た目にも爽やか、そして涼やかなジュレを使ったお料理をご紹介します。
蒸し暑い日にも暑い日にも爽やかで美味しいジュレで涼し気な食卓を
寿司酢ジュレ
見た目にも味的にも爽やかな寿司酢ジュレです。
市販の寿司酢を使えば、簡単にすぐできます。
寿司酢ジュレの作り方
1.小鍋に、水1/4Cを入れ火にかけたら、ゼラチン2gを加えてよく混ぜ、溶かす。 寿司酢大さじ3と、砂糖大さじ1/2を入れて、溶かしたら、火を止める。
(粒々が見えるのは、柚子寿司酢を使っているので、柚子皮です。)
2.器に入れて、冷やし固めたら、出来上がり!
サラダに寿司酢ジュレ
アヴォカドがあったので、それと生ハムでサラダにしてみました。
スプーンなどで適当な大きさにすくって、素材にかけます。
アヴォカドのグリーンと生ハムのピンク、そして、ジュレの黄色で彩りの良い可愛いサラダになりました。
寿司酢なので、ほかに、鶏ささみ肉だったり、海老だったり、帆立だったり、白身のお魚やサーモンだったり、いろいろ合います。
寿司酢ジュレのポイント
寿司酢は、メーカーによって、酸っぱさも違いますし、お好みもありますので、砂糖の分量は、味見して調整してください。
ジュレが柔らかいので、お取り分けというより、個々のお皿(少し深みのあるお皿)に盛り付けたほうが、食べやすいと思います。
溶けやすいので、お皿なども冷やしておいて、食べる直前まで冷蔵庫に入れておいた方が良いです。
おろしポン酢ジュレ
おろしポン酢ジュレの作り方
1.大根200gは、皮をむいて、大根おろしにし、ざるに入れて、水気を切る。
2.ある程度、水気が出てきたら、絞る。
3.小鍋に、2.の大根おろしと水を足して、150ccになるように入れ、寒天1gを混ぜて、沸騰させる。 沸騰してから、約2分加熱する。
4.ポン酢を大さじ3加えて、混ぜたら火を止める。
5.器に入れて、冷やし固める。
おろしポン酢ジュレを鶏と茄子の生姜焼きに
いつもの豚肉ではなくて、鶏もも肉で、生姜焼きを作ることにしました。
茄子は、味がしみると美味しいので、我が家では定番の野菜、いつも入れています。
おろしポン酢ジュレを使った鶏と茄子の生姜焼きの作り方
1.鶏もも肉は、食べやすい大きさに切り、厚みも火が通りやすいように、同じ厚さになるようにする。 茄子は、ななめ薄切りにしる。
生姜焼きのたれ(醤油、酒、砂糖、みりん、おろし生姜)に漬けこむ。 今回は、最後に、上からジュレもかけて食べるので、あまり濃いたれにしないようにしてください。
2.フライパンに油を敷き、熱したら、茄子を並べて、両面しっかり焼く。 火が通ったら、漬け汁を大さじ1くらいだけかけて、なじませる。
3.鶏肉も一面に並べて、両面、香ばしく焼く。 火が通ったら、漬け汁を大さじ1くらいかけて、からめる。
4.千切りキャベツをしいたお皿に、鶏と茄子の生姜焼きをのせて、上からおろしポン酢ジュレをかける。
普通に、おろしポン酢をかけると、ポン酢ばかり下に落ちてしまって、お肉や茄子と一緒に食べられないと思うのですが、ジュレにしておけば、一緒にお箸で持って食べられるので、しっかりおろしポン酢の美味しさを楽しめます。
こんな風に青じそを飾っても、爽やかで美味しいです。
おろしポン酢ジュレのポイント
ジュレは、ゼラチンで作る、ふるふると柔らかいものと、寒天で作る、ちょっと角々した少し固めのものが作れます。
ゼラチンのものは美味しいですが、一度、固まっても、温まるとすぐに溶けてしまうので、今回のように、温かいお料理にかける時は、寒天で作らないとジュレでなくなってしまいます。
どんなお料理にかけるかで、ゼラチンなのか、寒天なのか、使い分けてください。
冷しゃぶ肉巻きにおろしポン酢ジュレ
おろしポン酢ジュレを、もっと冷たいまま味わいたい時は、こんなお料理もお薦めです。
おろしポン酢ジュレを使った冷しゃぶ肉巻きの作り方
1.お肉に巻きたい野菜は、食べやすい大きさに切って、さっと茹でる。 今回の茗荷は、縦に、2~4等分にして、さっと茹でています。
2.しゃぶしゃぶ用の豚肉は、さっと茹でて、水で洗い、水気をしっかりふく。
3.まな板の上に、豚肉をひろげ、1.の茗荷とおろしポン酢ジュレをのせたら、巻いていく。
4.お皿に盛って、お好みで、さらに、おろしポン酢ジュレをかけていただく。
こちらも涼やかでとっても美味しい一品となりました。
中にポン酢の味が入っていて、とっても美味しく食べやすいです。
勿論、冷しゃぶサラダのドレッシングがわりに使っても美味しいですが、こんな風に巻いてみるのも楽しいですよ。
ジュレのまとめ
今回は、ゼラチンを使ったジュレと、寒天を使ったジュレ、2種類をご紹介しました。
今回の材料としては、ポン酢や寿司酢などのようなお酢を使った調味料ですが、麺つゆだったり、トマトだったり、ピリ辛のお醤油だったり、いろんなものでジュレができます。
ジュレにすると、そのままたれをかけるより、素材に味がなじみやすくなるので、お薦めです。 これからの暑い季節、美味しくしっかり食べて乗り切るためにも、こんなアレンジいかがですか。
お皿もガラスだったり、涼し気なものを使ったり、冷やしておくのもいいですね。