女将の食卓

恵比寿の和食屋の女将が、普段の食卓からお役立ちのポイントをお知らせします。

阿部勘 吟のいろは 純米吟醸(宮城)

今日は、新しいお酒をご紹介します。

 

阿部勘 吟のいろは 純米吟醸

f:id:madameokami:20200320141432j:plain

阿部勘 吟のいろは

宮城塩釜の阿部勘酒造さんの阿部勘 吟米吟醸 吟のいろは

阿部勘さん自体は、古くからある造りてさんで(創業1716年らしいです)、

うちのお店も、もう10年くらい前から仕入れていますが、今回、この吟のいろはというお米を使ったお酒が新登場なのです。

f:id:madameokami:20200320141455j:plain

吟のいろは

小さくて読みにくいと思うのですが、「吟のいろは」という酒米は、令和元年より作付けが本格志、令和二年二月にこの米を原料とした日本酒が一斉にデビュー。

と書いてあります。

まさしく、デビュー仕立てです。

 

*最近、そういう県をあげての、新しい酒米作り、酒作りという活動があるらしく、先日、栃木の姿も、新しいお米、「夢ささら」を使ったお酒がデビューしていました。

 

飲んでみました。

味わい

最初の飲み口はしっかりめで、若干とろんとしています。(個人的に、このとろんが私は大好き)

まろやかな口当たりで、お酒だけで味わうと、少し甘みを感じますが、べたつく甘さではなく、やわらかさを感じます。

阿部勘さんには、食中酒が多いのですが、これもまた、お料理と一緒に長く飲めるお酒です。

 

お薦めの肴

ほたるいか

f:id:madameokami:20200320142507j:plain

ほたるいか

まずは、春らしいほたるいか

辛子酢味噌で食べることが多いと思うのですが、今回は柚子胡椒をちょっとつけて食べてみました。

結果、柚子胡椒がこのお酒には強すぎたので、そのままのほたるいかの方が合いました。

 

炙り豚

f:id:madameokami:20200320142750j:plain

炙り豚

先程、強く感じた柚子胡椒ですが、炙り豚につけて食べてみたら、お酒とも合いました。

ふっと抜ける香が良かったです。

 

お魚の甘酢漬け

f:id:madameokami:20200320142650j:plain

お魚甘酢漬け

酢の味の後に飲むと、ふわ~っと口の中にひろがる華やかさがあり、純米吟醸らしさを感じました。

甘酢の味もひきたって、とっても相性が良かったです。

お酒もおつまみも進んでしまう系です。

 八宝菜

f:id:madameokami:20200320143155j:plain

八宝菜

いろんな具材の入った八宝菜にも、よく合います。

お好みで、お酢をかけると、なお、ぴったりですね。

 

じゃが芋のグラタン

f:id:madameokami:20200320143322j:plain

じゃが芋のグラタン

こちらのメニュー、我が家での定番で、いつもは、泡(スパークリングワイン)や白ワインで楽しむのですが、今回は、こちらの日本酒で食べてみました。

そうしたら、とっても合うのです!

このグラタンを食べて、お酒を飲むと、お酒の香りをより感じられました

米の甘みとお芋の甘みが合うのでしょうか。

特に、焦げたチーズのカリカリの部分がとってもよく合って、相性バッチリでした。

 

宮城塩釜には、こちらの「阿部」さんが多いと聞きます。

酒屋さんも魚屋さんも阿部さん。

 

そして、塩釜では、美味しい鮪がとれるので、そんな鮪に合うようにお酒を作っていると、以前、阿部勘さんに聞いたことがあり、確かに、お刺身との相性が抜群の阿部勘さんですが、今回は、敢えて、いろいろなお料理を合わせてみました。

 

今回、このお初のお米から作られた、いつもの阿部勘さんと違う味わいのお酒でしたが、いろいろなお料理に合う、やはり優秀なお酒、さすが!でした。