まず、なんの失敗作かというと、天然酵母のパンです。
最近は、インスタントドライイーストのパンばかり作っていました。
天然酵母の元種は、せっせと使い、どんどん焼いて期限内に使いきっていたのですが、冬の終わりにおこしたレーズン酵母(賞味期限は5か月と言われています)があと1回分、残っていたので、最後、使い切り!と思って、こねたのですが、やっぱり元気がなく、あまり膨らみませんでした。
もう寒い季節ではないし、時間もかけたのですが、これ以上、置いておいても美味しくなるようには思えない・・・
だからと言って、焼いても、重い感じのパンになりそう。
そんな風に困っていたら、板長から新しいアイデアが!
パンの失敗生地から、信じられない美味しい麺に大変身!
変身過程
天然酵母パンの失敗作が見事、板長の手で美味しい麺に変身しました!板長お手製の麺には、かないませんが、麺づくりにのっている板長ならではのアイデア。板長の麺も是非、恵比寿のあいおいでお楽しみください。
実食
パン生地としては固かったので、よけいに薄くのばして、細く切ってくれたのですが、なので、とっても食べやすい優しい麺になりました。
冷麦?って感じです。
ただ、少しもちもち感を感じられたのは、やはり酵母のおかげでしょうか。
パン生地なので、砂糖が入っているのですが、余計な甘みは感じなく、美味しい麺でした。
何も言わないで出したら、きっと誰もわからないと思います。
それくらい普通の麺(勿論、美味しい)でした。
おまけのひとり言
私にはとても思いつかなかった方法ですが、今、毎日、うどんを手作りしている板長には当たり前の発想だったようです。
はじめは、薄くのばして、ラザニアみたいにしちゃう?!と言っていたのですが、細くした方が食べやすいかもとやってみたのが成功でした。
天然酵母パンは、うまくいけばとっても美味しいのですが、私はまだ去年デビューしたばかり(しかも秋冬はお休みしていた)なので、失敗する確率も高いです。
おまけに、板長は軽い味わいの方が好きなので、よっぽど成功しないと納得してもらえません。
ですが、今回のこの裏技?を知ったので、もし、次回、失敗したら、また麺に加工してもらえば良いんだと思い、また天然酵母パンもチャレンジすることにしました。
今日、早速、新たなレーズン酵母を仕込んでみました。