まだまだ、ひやおろしや秋あがりを楽しんでいるところですが、早くも、初しぼりやしぼりたてが登場しています。
いつも一番というくらい早い登場なのが、栃木の鳳凰美田。今年も一番乗りでしたが、今日、ご紹介するのは、こちら。
ゆきの美人 しぼりたて 生酒
秋田の秋田醸造さんのゆきの美人 新酒 しぼりたて です。
しぼりたては、しぼってすぐ出荷する、火入れを一度もしていない生酒です。
飲んでみました。
味わい
蓋を開けたときは、ポンと勢いの良い音が出ますが、シュワっと感はありません。
口に含んだ瞬間は、とろんとしているようでも甘みはなく、飲みこむと酸を感じます。
全体的に強い味わいです。
合わせてみた肴
豚と蓮根の黒酢炒め煮
先日、ご紹介した一品です。
黒酢が優しいのですが、このお酒には、もっとしっかりした味わいでも大丈夫です。
アヴォカドと蟹かまのコールスローサラダ
酸味のきいたサラダと一緒に味わうと、お酒の酸が強くなり、お酒の味が際立って感じられました。
茄子の蒸し煮
優しい和食が食べたくて作ったのですが、このお酒に合わせるなら、生姜などの薬味をたっぷりのせたり、上にかけるたれをピリ辛にした方がより美味しくなると思います。
牛すじ煮込み
これは板長が作ったもつ煮なので、実は優しい味わいなのですが、もつのようにちょっと癖のある食材にも負けない強いお酒です。
がんもの煮物
優しいお出汁を感じる煮物には、お酒がちょっと強すぎるようです。
まとめ
新酒のイメージとして、優しい感じもあったのですが、実際、よく味わってみると、これが若さだ！と感じる荒々しさのようなものを感じました。
まだとげとげしているというか元気いっぱいで、主張している感じです。
なので、優しいお料理に合わせるのは少し難しいと感じました。
酸を感じるお酒なので、同じように酸味のきいたお料理や、いかの塩辛などの珍味と合わせたようが安心のお酒だと思います。
